40代になって、「毎日が同じことの繰り返しになってきた」「何か新しいことをしてみたい」「仕事以外にも楽しめるものが欲しい」と思うことはありませんか。
でも、いざ何か始めようとすると、「趣味?勉強?運動?」「副業につながることをした方がいい?」「せっかく始めるなら、長く続けられるものがいい?」と、何を選べばいいのかわからなくなることもあります。
40代から何か始めたいとき、一生続けられるものを見つける必要はありません。
少し気になるものを、一回試してみる。
やってみて楽しかったら続ける。
思っていたものと違えばやめる。
月1回くらいがちょうどいいなら、その頻度で楽しむ。
気楽な気持ちで始めた結果、生涯楽しめる趣味になったり、副業として収入につながったりすることもあります。
この記事では、「40代なら何を始めるべきか」ではなく、自分に合いそうなものをどう選び、どう小さく試すかを考えていきます。
「何か始めたいけれど、何をしたらいいかわからない」という方は、自分が今少し気になっているものを探すところから始めてみましょう。
40代から何か始めるときに、最初から正解を決める必要はない

新しいことを始めようとすると、「どうせなら意味のあることを」と考えたくなるかもしれません。
資格を取る。
収入につながるスキルを身につける。
将来の仕事になることを始める。
もちろん、それらに興味があるなら選択肢になります。
でも、新しいことを始めるときに、必ずしも「役に立つから」と考える必要はありません。
- 楽しそうだから
- 一度やってみたかったから
- 体を動かしたいから
- 家以外で過ごす時間が欲しいから
- 知らないことを覚えてみたいから
- 気分転換したいから
こういった理由でも十分です。
実際に、Re:Create.me編集部のライターの中にも、40代になってから月1〜2回程度の新しい仕事を始めたり、これまでとは少し違う分野へ仕事の幅を広げたり、コーディングを勉強したり、AIを使ってアプリを作ったりしたというケースがあります。
どのライターも最初から「将来これを仕事にする」と決めていたわけではありません。
きっかけは、「おもしろそう」だったから。
コーディングは触っているうちに面白くなり、結果として本格的に取り組むようになった。AIを使ったアプリ制作は「AIでこんなこともできるらしい」と知り、「こういうアプリを作れる?」と試したところから始まったそうです。
始める前に、その経験が将来何につながるかまで分かるとは限りません。
まず触れてみて、もっと知りたい、もう少しやりたいと思ったら続ける。
それくらいの始め方でもいいのです。
何を始めればいいかわからないなら「今より増やしたいもの」から考える

「何がやりたい?」と聞かれると答えにくくても、「今の生活に、何がもう少しあったらいい?」なら考えやすくなります。
たとえば、
- 楽しい時間を増やしたい
- 一人で過ごす時間を充実させたい
- 外へ出る時間を増やしたい
- 体を動かしたい
- 新しいことを知りたい
- 人と話す時間が欲しい
- 仕事以外に夢中になれるものが欲しい
- 将来の働き方の選択肢を増やしたい
- 自分のために使う時間を増やしたい
などです。
反対に、「今より減らしたいもの」から考えてもいいでしょう。
休日にスマホを見て終わる時間を減らしたいなら、外へ出る予定を一つ入れてみる。
仕事だけで一日が終わる感覚を減らしたいなら、仕事とは関係のない趣味を試してみる
運動不足が気になるなら、散歩や体験レッスンへ行ってみる。
「本当にやりたいこと」を一発で当てようとするより、今の生活に何を少し足したいかから考えると、候補を探しやすくなります。
何か始めたい気持ちはあるものの、「そもそもこれからどうしたいのか整理できていない」という場合は、今の仕事や暮らしを一度見直してみるのも一つの方法です。以下の記事では、「このままでいいのかな」と思ったときに見直したいことを紹介しています。
40代から何か始めたいときの候補を目的別に考える
ここからは、「40代におすすめだから」ではなく、自分が何を増やしたいかを基準に候補を見ていきましょう。
体を動かす時間を増やしたい

たとえば、
- ウォーキング
- ストレッチ
- ヨガ
- ピラティス
- ジム
- ダンス
- 水泳
などがあります。
最初から週に何度も通う必要はありません。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、個人差を踏まえて強度や量を調整し、可能なものから取り組むという考え方が示されています。
まず散歩を増やす、体験レッスンへ行くなど、自分の現在の体力に合わせて始めてみましょう。
持病がある場合や、久しぶりに強度の高い運動を始める場合は、現在の健康状態も踏まえて無理のない方法を選ぶことが大切です。
※参考:厚生労働省「身体活動・運動の推進」
運動を始めたいけれど、体力に自信がなかったり、何から始めればいいかわからなかったりする場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
新しいことを学ぶ時間が欲しい

何かを勉強するからといって、最初から資格取得を目標にする必要はありません。
- 語学
- PC・Webスキル
- AI
- プログラミング
- 歴史
- 心理
- お金
- 興味のある分野の読書
など、純粋に知りたいものから始めても構いません。
まず本を1冊読む。
無料の動画を見る。
オンライン講座を一つ受けてみる。
そこでさらに知りたくなったら、本格的な講座や資格取得を検討してもよいでしょう。
社会人の学び直しについては、文部科学省も制度や講座などの情報をまとめています。
最初から大きな費用をかけず、どのような学び方があるのか調べるところからでも十分です。
※参考:文部科学省「マナパス」
仕事以外に夢中になれるものが欲しい
仕事につながらないことを始めるのも、もちろん選択肢です。
- イラスト
- 写真
- ハンドメイド
- 楽器
- 料理
- お菓子作り
- ガーデニング
- 動画制作
- 読書
などがあります。
結果を出す必要がないからこそ、自由に楽しめるものもあります。
イラストなら紙とペンから始められますし、手持ちのタブレットやパソコンがあればデジタルで試すことも可能です。
明確に将来の目標を持って始めるのも一つの選択ですが、最初から「上手くならなければ」「作品を販売できなければ」と目的を増やしすぎる必要はありません。
まず自分が楽しいかどうかを確かめてから、その先を考えても遅くありません。
一人の時間をもっと楽しみたい

新しく始めることは、習い事や勉強だけではありません。
- 行ったことのないカフェへ行く
- 美術館へ行く
- 一人で映画を見る
- 日帰りで出かける
- 一人旅をする
- ホテルで過ごす
- 知らない街を歩く
こうしたことも、新しい経験です。
「趣味を一つ作らなければ」と考えるより、まず行ったことのない場所へ出かけてみる方が合う人もいます。
出かけた先で、自分が気になるものに出会えることもあるでしょう。
いつもの場所から少し離れて過ごしてみたいなら、遠くへ行かなくても、旅や外出を自分のための時間として使う方法もあります。自分時間を充実させるためのヒントは、以下の記事を参考にしてみてください。
自分に使う時間を増やしたい

新しいものを生活へ足すという意味では、
- スキンケアを見直す
- ヘアケアを変える
- 髪型を変える
- 服装を少し変えてみる
- 睡眠や生活リズムを整える
といったことも含まれます。
大きな挑戦でなくても、いつもとは違う選択を一つするだけで生活に変化は生まれます。
新しいことを始めるというと、習い事や資格などをイメージしがちですが、自分のために使う時間を増やすことも一つの選択です。
働き方の選択肢を少し増やしたい

仕事に関心が向いているなら、
- 今の仕事と少し違う仕事を経験する
- 月に数回だけ別の仕事をしてみる
- 副業について調べる
- 新しいツールを使ってみる
- 興味がある仕事に必要なスキルを試す
といった始め方があります。
ただし、「40代だから副業を始めなければ」と考える必要はありません。
仕事とは無関係なものを楽しみたい時期があってもいいですし、趣味として始めたものが結果的に仕事につながることもあります。
会社員が副業・兼業を検討する場合は、勤務先の就業規則や必要な手続きなどを事前に確認しておきましょう。厚生労働省も副業・兼業に関するガイドラインや労働者向け資料を公開しています。
※参考:厚生労働省「副業・兼業」
「そもそも今の仕事をこのまま続けるか迷っている」という場合は、先に今の働き方を整理してみるのも一つの方法です。以下の記事では、仕事を続けるか迷ったときに考えたいことをまとめています。
人と関わる機会を増やしたい
人とのつながりを増やしたいなら、
- 習い事
- 趣味の集まり
- イベント
- ボランティア
- 月に数回の仕事
なども候補になります。
通いやすい場所に行きつけのお店を作ってみるのもいいでしょう。
最初から「友達を作る」と目標を決める必要はありません。
何かを楽しむために出かけた結果、自然に人と話す機会が増えることもあります。
気になるものが見つかったら「一回試す」

候補が見つかったら、「長く続けられるか」を考える前に、「これなら一回試せる?」と考えてみましょう。
まだやったことがない以上、続けたいほど好きになるかは分かりません。
かなり興味があったことでも、実際にやってみると「思っていたのとは違った」と感じることもあります。
たとえば、
- 体験レッスンだけ受ける
- 1日講座へ参加する
- 道具を買う前にレンタルする
- 無料版を使う
- 本を1冊だけ読む
- 1回だけイベントへ行く
- 1か月だけやってみる
- 一度だけ知らない場所へ出かける
というように、最初の一歩を小さくしてみます。
面白ければ続ける。
もっとやりたくなったら時間を増やす。
道具が欲しくなったら、その時点で買う。
最初から本格的に始めるかどうかまで決めなくても構いません。
お金をかけるかは「興味の熱量」と「生活への影響」で決める
新しいことを始めるとき、できるだけお金をかけずに試せると動きやすくなります。
ただし、何に対しても無料でなければいけないわけではありません。
「これはかなりやってみたい」というものなら、
- どれくらい費用がかかるのか相場を見る
- 今の収入や資産から無理なく出せる額を考える
- 生活に影響が出ない範囲か確認する
- それでもやりたいなら始める
という決め方もできます。
反対に、お金の部分で強く迷うなら、一度数日置いてみてもいいでしょう。
思いついた瞬間は熱量が高くても、しばらくすると別のものが気になり、そのまま忘れてしまうこともあります。
その場合、今すぐ大きなお金を使うほどの興味ではなかったのかもしれません。
数日たっても「やっぱりやりたい」と感じるなら、使える予算を決めたうえで試してみるとよいでしょう。
何かを始めることで今の生活そのものが苦しくなるなら、始め方やかける金額を調整した方が続けやすくなります。
続かなかったとしても、始めたことが失敗になるわけではない

新しいことを始めると、「続けなければ意味がない」と感じる人もいるかもしれません。
でも、興味はその時々で変わります。
始めたときには夢中でも、数か月後には別のものが気になることもあるでしょう。
たとえば、Re:Create.me編集部には、40代でハンドメイドアクセサリーを始めたライターがいます。
「そのうち販売できたら」とパーツにもある程度お金をかけたものの、自分が作りたかったものを作ったら満足して熱が落ちてしまったそうです。
しかし、完全にやめたわけではなく、今でも気分転換に作っています。
この場合、「販売まで続かなかったから失敗」と考える必要はありません。
作っていた時間は楽しかった。
作りたかったものも作れた。
またやりたくなれば再開できる。
それも一つの結果です。
お金を使ったことでも、その時間に楽しめたことまでゼロになるわけではありません。
もちろん、生活に影響するほどのお金を勢いで使うことはおすすめできません。
ただ、始めたものを一生続けなければ元が取れない、と考えすぎる必要もないということです。
「やってみたら違った」と分かることも、自分に合うものを知るための材料になります。
年齢についても同じです。
中には年齢制限が設定されているものもありますが、趣味や学び、旅行、創作などであれば、「40代だから」という理由だけで候補から外す必要はありません。
今やりたいなら試す。
興味がなくなったら別のことをする。
またやりたくなれば再開する。
新しいことを始める理由を、「人生を変えるため」に限定する必要はありません。
40代から何か始めたいなら、今できそうなことを一つ選んでみよう
40代から何か始めたいと思ったとき、最初に考えるのは、今の生活に何を少し増やしたいかです。
体を動かしたいなら、散歩や体験レッスン。
新しいことを知りたいなら、本や動画、オンライン講座。
外へ出たいなら、行ったことのない場所へ出かける。
仕事の選択肢を増やしたいなら、気になる仕事やスキルについて調べてみる。
候補が見つかったら、まず一回試してみてください。
続けるかどうかは、その後に決めれば大丈夫です。
何を始めるか迷っている時点で、一生続けられるものを選ぶ必要はありません。
今ちょっと気になっていることの中から、今の時間やお金で試せそうなものを一つ選ぶ。
40代から何か始めたいなら、まずはそこから始めてみましょう。
