以前はそれほど気にならなかったのに、最近、髪がうねるようになった。
朝きれいに整えても、時間がたつと表面の髪が浮いてくる。
雨の日は髪が広がり、毛先がまとまらない。前髪だけが不自然に曲がってしまう。
そんな変化を感じている方もいるのではないでしょうか。
30代・40代になると、白髪や抜け毛だけでなく、うねり、広がり、パサつき、ツヤの低下など、以前とは違う髪の悩みが出てくることがあります。
もともとのくせ毛だけが、髪のうねりの原因とは限りません。
年齢による髪質の変化や、カラー・ヘアアイロンによるダメージ、髪の乾燥、湿気の影響などが重なり、以前より髪が扱いにくくなっている可能性もあります。
この記事では、30代・40代になって髪がうねる原因と、自宅で取り入れやすい改善方法をわかりやすく解説します。
30代・40代になると髪のうねりが気になりやすい

年齢を重ねてから髪のうねりが目立つようになることは、珍しい変化ではありません。
花王は、日本人女性が30代ごろから髪の年齢変化を感じるようになり、年代によって髪の悩みも変化すると説明しています。40代前後の女性を対象とした調査でも、白髪に続いて「くせ毛・うねり」が多く挙げられています。
ただし、30代や40代になったからといって、すべての人の髪が急にくせ毛になるわけではありません。
髪質の変化に加えて、長年のヘアカラーや熱によるダメージ、乾燥、湿気、日々のヘアケア方法など、複数の要因が重なることで、うねりが目立ちやすくなると考えられます。
「年齢のせいだから仕方がない」と諦めるのではなく、今の髪の状態に合ったケアへ少しずつ変えていくことが大切です。
髪がうねる主な原因

髪のうねりを改善するには、まず何が影響しているのかを整理する必要があります。
ここからは、30代・40代の髪にうねりが起こる主な原因を見ていきましょう。
年齢によって髪質が変化している
もともと直毛だった人でも、年齢とともに不規則なうねりや細かなクセが気になることは少なくありません。
加齢による髪の変化については、まだ解明されていない部分もありますが、毛髪内部の構造変化や、髪が生える毛包の状態などが関係していると考えられています。
関西大学と中野製薬の共同研究では、同じ人から採取した直毛とうねり毛を比較し、後天的なうねり毛では毛髪をつくる部分に構造上の違いが確認されたと報告されています。
年齢を重ねるにつれて、
- 髪が以前より細くなった
- ハリやコシがなくなった
- 表面に短い髪が浮きやすくなった
- 髪一本一本の形が不規則になった
- ツヤが出にくくなった
と感じる場合は、年齢による髪質の変化がうねりの一因になっているのかもしれません。
髪の乾燥やダメージが蓄積している
カラーリング、白髪染め、パーマ、縮毛矯正、ヘアアイロンなどを繰り返すと、髪の表面を覆うキューティクルが傷つきやすくなってしまいます。
ダメージを受けた髪は、内部の水分量を均一に保ちにくい状態です。
毛髪の一部だけが水分を多く吸収したり、反対に乾燥したりすると、髪一本の中で膨らみ方に差が生まれ、うねりや広がりが起きやすくなります。キューティクルの損傷によって水分保持力が低下することも、うねりの原因の一つとして挙げられています。
とくに、うねりだけでなく、
- 毛先がパサつく
- 髪がゴワゴワする
- 枝毛や切れ毛が増えた
- ツヤがなくなった
- 毛先だけが大きく広がる
という場合は、乾燥やダメージの影響を受けているのかもしれません。
髪のパサつきが強い場合は、うねり対策だけでなく、髪の水分と油分を補うケアも見直してみましょう。
髪の乾燥やダメージが悪化すると、パサつきが気になりやすくなります。
以下の記事でパサつきの原因と自宅ケアを詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。
湿気によって髪が膨らんでいる
雨の日や梅雨の時期だけ髪のうねりが強くなる場合は、湿気の影響を受けている可能性が高いです。
傷んだ髪は、空気中の水分を均一に取り込むことが難しくなります。
髪の一部だけが湿気を吸収して膨らむと、一本一本の形が不規則に変化し、うねりや広がりが目立ちやすくなってしまうのです。
朝にストレートアイロンで整えても、外へ出るとすぐに戻ってしまう場合は、アイロンの温度を上げるだけでなく、髪のダメージケアと湿気対策を一緒に行いましょう。
髪を自然乾燥させている
髪を洗ったあと、長時間濡れたままにすることも、まとまりにくさにつながります。
濡れた髪は摩擦によるダメージを受けやすいため、タオルや枕とのこすれにも注意が必要です。
また、髪が曲がった状態のまま乾くと、その形でクセがつきやすくなります。
お風呂上がりに髪をまとめたまま放置したり、半乾きの状態で眠ったりしている場合は、ケア方法を見直してみましょう。
乾かし方を変えるだけでも翌朝の扱いやすさが変わることがあります。
頭皮や髪の状態に合わないケアをしている
うねりが気になるからといって、洗浄力の強いシャンプーで何度も洗ったり、重いオイルを大量につけたりすると、かえって状態が悪化することがあります。
頭皮はベタついているのに毛先は乾燥しているなど、頭皮と髪で状態が異なることも珍しくありません。
日本皮膚科学会も、自分に合ったシャンプーやコンディショナーを使い、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗うことが大切だとしています。
うねりだけを見るのではなく、頭皮の乾燥、ベタつき、髪の細さ、ダメージの程度まで含めてケアを選びましょう。頭皮の状態が悪化すると、抜け毛や薄毛につながるリスクもあります。
参照:日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「抜け毛を防ぐ生活上の注意点はあるでしょうか?」
髪のうねりを改善するための自宅ケア

年齢による髪質そのものを、セルフケアだけで完全に変えるのは難しいです。
しかし、乾燥やダメージ、湿気、乾かし方によって強くなっているうねりは、毎日のケアを見直すことで扱いやすくなる可能性があります。
ここからは、髪のうねりを改善するための自宅ケアのポイントを見ていきましょう。
うねりや乾燥に合ったシャンプーを選ぶ
シャンプーは「くせ毛用」という表記だけで選ぶのではなく、自分の髪が乾燥しているのか、細くなっているのか、ダメージが強いのかを確認して選びましょう。
乾燥やパサつきも気になる場合は、保湿成分や毛髪補修成分を配合したシャンプー・トリートメントがおすすめです。
ただし、髪が細く、根元がつぶれやすい人がテクスチャーが重すぎる商品を使うと、ベタついたりボリュームがなくなったりすることもあります。
最初から大容量の商品を購入するのではなく、トライアルセットや小さめのサイズから試すと、自分の髪との相性を確かめやすいです。
うねりが気になる髪の毎日ケアに
楽天で、うねり髪向けシャンプーを探してみる
髪のうねりや広がりが気になるときは、毎日使うシャンプーを見直してみるのも一つです。 髪質やダメージの状態によって合うアイテムは変わるため、まずはいくつか比較しながら選ぶと失敗しにくくなります。
口コミや価格、送料無料の有無なども確認しながら、自分の髪に合いそうなシャンプーを探してみましょう。
楽天でうねり髪向けシャンプーを探す※広告を含みます。商品価格・送料・在庫・ポイント還元・キャンペーン内容は時期やショップによって異なります。購入前に楽天市場の商品ページで詳細をご確認ください。使用感には個人差があります。
洗い流さないトリートメントを取り入れる
髪がうねるうえに、パサつきや広がりも気になる場合は、ドライヤー前に洗い流さないトリートメントを使う方法があります。
ヘアミルクは、髪に水分を補いながら、やわらかく整えたいときにおすすめのヘアケアアイテムです。
ヘアオイルは、髪の表面をコーティングし、摩擦や乾燥を抑えながらツヤを出したいときに適しています。
乾燥が強い髪には、ミルクをなじませてから毛先に少量のオイルを重ねるのもおすすめです。ただし、つけすぎると髪が重くなるため、少量ずつ調整しましょう。
洗い流さないトリートメントを選ぶときは、「うねりを抑えたい」「毛先の広がりを整えたい」「ツヤを出したい」など、今の髪で一番気になることから考えると選びやすくなります。
やわらかくまとまりやすい質感を目指したいならヘアミルク、仕上げのツヤや毛先のまとまりを足したいならヘアオイルを中心に探してみるのも一つです。
うねり・パサつきが気になる髪の仕上げケアに
ヘアミルクとヘアオイルを、髪の状態に合わせて選ぶ
うねりに加えてパサつきや広がりも気になるときは、洗い流さないトリートメントを取り入れるのも一つです。 ヘアミルクはやわらかくまとまりやすい質感を目指したいときに、ヘアオイルは毛先のツヤやまとまりを整えたいときに選びやすいアイテムです。
髪質や仕上がりの好みによって合うものは変わるため、口コミや価格、送料無料の有無なども見ながら比較してみましょう。
※広告を含みます。商品価格・送料・在庫・ポイント還元・キャンペーン内容は時期やショップによって異なります。購入前に楽天市場の商品ページで詳細をご確認ください。使用感には個人差があります。
タオルドライでは髪をこすらない
濡れた髪をタオルで強くこすると、摩擦によって髪の表面に負担がかかります。
タオルで髪を包み、手のひらでポンポンと軽く押さえるように水分を取りましょう。
吸水性の高いヘアタオルを使うと、ドライヤーを当てる時間を短くしやすくなります。
長時間タオルを巻いたままにするのは避け、タオルドライが終わったら早めに乾かすことが大切です。
根元からドライヤーで乾かす
ドライヤーは、毛先ではなく根元から乾かします。
髪の根元を起こしながら風を当て、全体がある程度乾いたら、髪を軽く引っ張るようにしながら上から下へ風を送りましょう。
キューティクルの向きに沿って風を当てることで、表面が整い、ツヤやまとまりが出やすくなります。
最後に冷風を当てると、熱がこもりにくくなり、整えた形を保ちやすいです。
前髪や顔まわりに強いクセが出やすい場合は、自然に乾き始める前に、最初にその部分から乾かしてみてください。
ヘアアイロンの温度を上げすぎない
うねりが伸びないからといって、毎日高温のヘアアイロンを使うと、髪の乾燥やダメージが悪化しやすくなります。
一度で完璧に伸ばそうとせず、髪を少量ずつ分け、何度も同じ場所を通さないことが大切です。
アイロンを使う前には、熱から髪を守るスタイリング剤やアウトバストリートメントを使用します。
濡れた髪にそのままアイロンを当てるのは避け、髪を完全に乾かしてから使用するのがポイントです。
ブラシを使いながら乾かす
ドライヤーだけでは髪がまとまりにくい場合は、ブローブラシやロールブラシを使う方法もあります。
ブラシで髪を軽く伸ばしながら、根元から毛先へ風を当てると、うねりを整えやすくなります。
ブラシを使ったブローが苦手な方は、ドライヤーとブラシが一体になったタイプや、髪を挟んで整えやすいブローブラシを使うとやりやすくなります。
うねりを整えるためのブラシを選ぶときは、髪を強く引っ張らず、根元から毛先へ風を通しやすいものを選ぶのがポイントです。 ロールブラシ、ブローブラシ、絡まりにくいヘアブラシなど、使いやすい形は髪の長さやブローの慣れによって変わります。
毎朝のブローを少し楽にしたい方は、口コミや価格、ブラシの形状を比較しながら、自分の髪に合いそうなものを探してみましょう。
毎朝のうねりを整えやすくしたい方に
ブローしやすいヘアブラシを、髪の長さや悩みに合わせて選ぶ
ドライヤーだけでは髪がまとまりにくいときは、ブローブラシやロールブラシを取り入れるのも一つです。 髪を強く引っ張りすぎず、根元から毛先へ風を当てやすいブラシを選ぶと、うねりや広がりを整えやすくなります。
ブローに慣れていない方は、扱いやすい形や口コミ、価格、送料無料の有無などを見ながら比較してみましょう。
楽天でうねりケア用ヘアブラシを探す※広告を含みます。商品価格・送料・在庫・ポイント還元・キャンペーン内容は時期やショップによって異なります。購入前に楽天市場の商品ページで詳細をご確認ください。使用感には個人差があります。
髪のうねり対策で避けたいこと

うねりを抑えたいときほど、髪に負担のかかるケアを繰り返してしまうことがあります。
次のような習慣には注意しましょう。
- 濡れた髪を強くブラッシングする
- タオルで髪をゴシゴシこする
- 髪を自然乾燥させる
- 半乾きのまま眠る
- 高温のアイロンを毎日繰り返す
- オイルを根元から大量につける
- うねりが気になる部分を何度も引っ張る
- 頻繁にカラーや縮毛矯正を重ねる
その場では髪がまっすぐになっても、ダメージが蓄積すると、長期的にはパサつきや広がりが強くなることがあります。
「改善するためのケア」だけでなく、「これ以上傷ませないケア」も同時に意識しましょう。
縮毛矯正や髪質改善を検討する目安

毎日のスタイリングに時間がかかる場合や、セルフケアだけでは扱いにくい場合は、美容室で相談するのも選択肢の一つです。
美容室で行われる施術には、縮毛矯正、ストレートパーマ、酸熱系トリートメントなどがありますが、施術の目的や仕上がり、髪への負担は異なります。
「髪質改善」という名称も、サロンによって施術内容が違うため、名前だけで判断しないことが大切です。
相談するときは、
- これまでのカラーや縮毛矯正の履歴
- 普段使っているアイロンの温度
- うねりが気になり始めた時期
- 希望する仕上がり
- 毎朝のスタイリングにかけられる時間
を伝えましょう。
すでにダメージが強い髪へ無理に施術を重ねると、切れ毛や乾燥につながる可能性があります。現在の髪の状態を見てもらい、施術できるかどうかを判断してもらうことが大切です。
自分の髪に合う施術を美容師へ相談したい方へ
縮毛矯正や髪質改善は、現在のダメージ状態や過去の施術履歴によって、向いている方法が異なります。 セルフケアだけでは扱いにくい場合は、通いやすい美容室を探して相談してみるのも一つの方法です。
※本コンテンツは広告を含みます。施術内容や料金、対応できる髪の状態は美容室によって異なるため、予約前にメニュー内容をご確認ください。
急な髪質変化や抜け毛がある場合は医療機関へ

髪のうねりだけでなく、急に抜け毛が増えた、分け目が目立つようになった、頭皮に赤みやかゆみがあるといった変化がある場合は、ヘアケアだけで解決しようとせず、皮膚科などへ相談しましょう。
体調の変化や皮膚の病気、脱毛症などが関係していることもあります。
日本皮膚科学会も、抜け毛の原因はさまざまであり、原因に応じた対策を知るためには専門の医療機関へ相談することが大切だとしています。
髪のうねりに関するよくある質問
30代になって急に髪がうねることはありますか?
30代ごろから、髪の細さやハリ・コシ、乾燥、ダメージの蓄積などが重なり、以前よりうねりを感じることがあります。
ただし、年齢だけが原因とは限りません。
カラーリングやアイロン、湿気、自然乾燥なども影響するため、日頃のヘアケアを一度整理してみましょう。
加齢による髪のうねりは治りますか?
年齢によって変化した髪質そのものを、シャンプーやトリートメントだけで完全に元へ戻すことは難しい場合があります。
ただし、保湿、ダメージケア、正しい乾かし方、湿気対策などによって、髪を扱いやすくしたり、うねりや広がりを目立ちにくくしたりすることは期待できます。
ヘアオイルだけでうねりは改善できますか?
ヘアオイルには、髪の表面を整え、乾燥や摩擦、広がりを抑える役割があります。
ただし、髪内部の乾燥が強い場合は、オイルを使っても重さが出るだけで、十分にまとまらないこともあります。
その場合は、ヘアミルクやトリートメントで保湿したあと、少量のオイルで表面を整える方法も試してみるとよいでしょう。
うねりにはヘアミルクとヘアオイルのどちらがいいですか?
乾燥して硬くなった髪をやわらかく整えたい場合はヘアミルク、髪表面の広がりやパサつきを抑えてツヤを出したい場合はヘアオイルが使いやすいです。
髪質やダメージの状態によっては、両方を少量ずつ使う方法もあります。
ただし、細い髪やボリュームが出にくい髪は重くなりやすいので、つけすぎに注意してください。
白髪染めで髪のうねりは強くなりますか?
白髪染めを一度しただけで、必ずうねりが強くなるわけではありません。
ただし、短い間隔でカラーリングを繰り返すと、髪の乾燥やダメージが進み、うねりや広がりが目立ちやすくなる可能性があります。
染める頻度や施術方法について、美容師へ相談してみましょう。
今の髪に合ったケアへ少しずつ変えていこう
30代・40代になって髪のうねりが気になり始めても、すべてが年齢のせいとは限りません。
年齢による髪質変化に加えて、乾燥、湿気、カラーやアイロンによるダメージ、自然乾燥、毎日のスタイリング方法などが影響していることもあります。
まずは、
- 髪を濡れたまま放置しない
- タオルで強くこすらない
- 根元から丁寧に乾かす
- アウトバストリートメントを使う
- ヘアアイロンの温度を上げすぎない
- 今の髪質に合った商品を選ぶ
といった、取り入れやすいところから見直してみましょう。
以前と同じケアでまとまらなくなったのは、ケアを怠っているからではなく、髪の状態が少しずつ変化している可能性もあります。今の髪に合ったケアへ切り替えることで、毎朝のスタイリングが少し楽になり、自分の髪を前より扱いやすく感じられるようになるはずです。
